「おうち英語」の壁を越える。親子で笑いながら聞き取れるようになったペッパピッグ活用術

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今振り返ると「ペッパピッグ(Peppa Pig)」を楽しめていることが、英検5級合格の最大の鍵だったように思います。なんなら4級も、その延長線上にあるはずです。それぐらい、このアニメは単語や会話の幅を広げてくれました。

「おうち英語」のブログでは必ずと言っていいほど推されているペッパピッグ。しかし、最初は全然ハマらなかった(ハマれなかった)わが家が、一体どうやって「ただ見るだけの教材」から「生活の一部」へと昇華させることができたのか。その試行錯誤の過程をお話しします。

「全然聞き取れない…」そこから始まった試行錯誤

ペッパピッグは「おうち英語」と検索すれば、必ずと言っていいほど登場するコンテンツです。実際、YouTubeで何シーズンものフルエピソードが無料で公開されているなんて、本当にすごいことですよね。

ペッパピッグは、イギリス発の幼児向けアニメです。おてんばな子ブタの女の子「ペッパ」が、弟のジョージや両親(マミー・ピッグ、ダディ・ピッグ)と一緒に、日常の些細な出来事を通して成長していく物語。シンプルで明瞭な英語と、家族の温かい(そして少しシュールな)やり取りが世界中で愛されています。

ですが、正直に告白します。子どもが2歳のとき、初めて見た私は「全然面白くない……」と絶句しました。

「何が楽しいの?」撃沈したおうち英語のスタート

どのブログを見ても「初心者向き」と書かれています。でも、当時の私のリスニング力は、その「初心者」の入り口にすら達していなかったんです。「ブログを書いている人は、もともと英語が得意な人なんだから、そりゃそうか」と自分を納得させようとしましたが、やっぱりモヤモヤは消えませんでした。

律儀にシーズン1の第1話から見始めたのですが、泥の水たまりで遊ぶブタの姉弟を見て、私はこう思いました。 「……で、何が楽しいの?」

ゆったりとしたテンポで進むお話。会話が大切なのはわかるけれど、肝心の『Muddy Puddles(泥の水たまり)』という単語すら聞き取れず、ただ画面を眺めて撃沈。

そんな私が、親子で「私:If you jump in muddy puddles, 子: you must wear your boots!」なんて掛け合いを楽しめるようになったのは、それから約2年後、子どもが4歳になった頃のことでした。

「今日から見始めてすぐペラペラ」なんてことは、我が家には起こりませんでした。だからこそ、今もしあなたが「全然聞き取れない……」と落ち込んでいたとしても、それはただの「準備期間」だと思っていてください。

親の「楽しい」が、英語を継続させる鍵だった

小学生になった今でこそ、子どもは自分の好みを自分で選ぶようになりました。でも、おうち英語の初期段階では、あえて「私自身が楽しめること」を最優先にしてきました。

理由があります。子どもと一緒にストーリーや世界観を共有したかったからです。ただ動画を「見せて終わり」にするのではなく、日々の会話や読み聞かせ、そしてセリフの真似っこを親子で楽しむためには、何よりまず、私自身が心から楽しんでいないと続きません。

「かけ流し」にする音源だって、私自身が全く興味のないものだと、一緒に聴いていても心が動かない。だからこそ、「いつか絶対、ペッパピッグを心から楽しめるようになりたい」と、心のどこかで強く願っていたのだと思います。

なぜ我が家は「ペッパピッグ」にこだわり続けたのか

なぜそこまでペッパピッグにこだわったのか。理由は3つあります。

おうち英語の土台に。ペッパピッグの3つの魅力
  1. 生きた日常会話が学べるから 教科書的ではない、家族のリアルなやり取りが詰まっているからです。
  2. 「いじわる」が存在しない世界観だから どんなトラブルがあっても最後はみんなで笑い合える。そんな、ほのぼのとしたストーリーに親の私の方が癒やされていました。
  3. 大人もクスッと笑える「隙」があるから 子ども向けなのに、どこかシュールで大人も楽しめるユーモアが隠れているんです。

この「親も一緒に楽しめる」という土台こそが、ペッパピッグを我が家の生活に根付かせ、今日まで長く親しみ続けてこられた一番の秘訣だったのだと思います。

「様子見」でいい。無理強いしないのが長く続くコツ

ペッパピッグを楽しめるようになるまで、まずは(私のリスニング力を鍛える目的でもある)「土台作り」から始めました。『Super Simple Songs』や『DWE』、『WWK』、そして『Numberblocks』など、他の記事でも紹介している教材で耳を慣らす日々。

英語のハードルを下げてくれた「英語耳」の仲間たち

ペッパピッグを心から楽しめるようになるまで、わが家では他の教材も併用して「耳の筋トレ」をしていました。特に効果的だったのが以下のコンテンツです。

  • [Super Simple チャンネル]: 英語の歌の定番。リズムに乗ってフレーズが頭に入り、英語への抵抗感がなくなりました。[Super Simple]についてはこちらの記事で詳しく書いています。
  • [Numberblocks]: 算数×英語の最強タッグ。数字を追いかけるので、ストーリーが理解しやすく、子どもが夢中になりました。[Numberblocks]についてはこちらの記事詳しく書いています。
  • [DWE(ディズニーの英語システム)]: 体系的な英語学習のベースとして役立ちました。まずは無料サンプルで、お子さんの反応を見てみるのがおすすめです。[中古DWE]についてはこちらの記事で詳しく書いています。

これらを「様子見」でローテーションしながら、ペッパピッグを折に触れて流していたのが、我が家の継続のコツでした。

ちなみに『Numberblocks』も、最初から英語が聞き取れていたわけではありません。ただ、算数の知識があればなんとなくストーリーが追えるし、何より映像が面白いので、子どもが夢中になってくれたんです。

そうして、たまにペッパを「様子見」で挟んでみる……という繰り返しをしました。

ペッパを見せるタイミングは、あくまで子どもの気分次第。「今日は『Numberblocks』をたくさん見たから、夜はペッパにしてみる?」といった感じで提案していました。もちろん、子どもが「いやだ」と言えば即中止。無理にこだわりすぎないことが、逆に長く続けられたコツだったかもしれません。

とはいえ、テレビで自然に流しておいても「消して!」とは言われなかったので、ゆるく生活の中に浸透していきました。

そうこうするうちに、徐々に聞き取れるフレーズが増えてくると、不思議なことに子どもの方が先にペッパの面白ポイントを見つけて笑い出しました。「あれ、子どもはもう楽しんでる?」なんて少し焦りつつ(笑)、おうち英語を始めて2年が経つ頃には、私もようやくペッパの世界をまるごと楽しめるようになっていました。

英語のハードルを下げる!私が試した「3つの工夫」

とはいえ、「ただ動画を見続けていればいつか耳が慣れる」と、ただ待っているだけでは不安な気持ちもありました。子どもはそれでいいかもしれませんが、親の私はもっと能動的に関わりたい。

そこで、私が実際に試して効果を感じた「英語のハードルを下げるための3つの工夫」をご紹介します。

① YouTubeの「字幕機能」で音と文字を一致させる

「え、あんなに聞き取れなかったあの単語、こんな綴りだったの!?」という発見の連続でした。音と文字を一致させることで、英語がただのBGMから「意味のある言葉」へと変わっていきました。

② メルカリの「スクリプト本」で音読の練習を

ナレーションからキャラクターのセリフまで、アニメそのままで書かれているスクリプト本は宝物でした。実はこれ、文字読みの練習にも最適なんです。 内容をすでに知っているし、耳でも聴いているので、子どもにとっても読みやすい。最初は「ペッパのセリフを子どもが読み、ナレーションを私が読む」というふうに、二人で役割を分担して音読を楽しんでいました。

③ 「今の時代なら」AI翻訳でモヤモヤを即解決

今だからこそ声を大にして言いたいのですが、YouTubeのURLをAIに送るだけで、その回の台詞を文字化して翻訳もしてくれるツールがあります。当時の私にはなかった方法ですが、今の時代ならこれを使わない手はありません。単語の意味でモヤモヤした時、一瞬で解決できるので、ぜひ活用してみてください。

スクリプトを読んで初めて知ったのですが、意外なほどシンプルな日常会話が繰り返されているんですよね。

実際、台詞を文字で追いながら観てみると、「なんだ、聞き取れなかっただけで、言っていることはこんなに単純だったんだ!」と驚かされます。一度その事実に気づいてしまうと、不思議なもので、次からは同じフレーズが耳からスッと入ってくるようになるんです。

あの時「何が面白いんだろ?」と撃沈していたのは、英語が難しかったからではなく、単に私の耳が「ペッパの日常」というリズムに慣れていなかっただけだったのだと、今ならよく分かります。

動画と本で相乗効果を!単語を増やす遊びのヒント

動画で耳を慣らすと同時に、日常生活でもペッパに触れる機会を増やしました。特に活用したのはこちらの3つです。

①手のひらサイズの「パズル絵本」6冊セット

裏表紙を合わせるとパズルになる工夫が凝らされていて、子どもが夢中になっていました。手のひらサイズで持ち運びも楽なので、お出かけ時の「英語タイム」にもぴったり。アニメ本編よりも短いストーリーです。

②アニメと連動した「ストーリー絵本」

物語のストックを増やしたくて色々と試しましたが、子どもの「心に刺さる一冊」は意外なところにあるものです。どれがヒットするか分からないので、最初は数冊ずつ選んでみるのが成功の秘訣です。

ちなみに、ネットで見かける「50冊セット」などのまとめ買いには、注意が必要かもしれません。 わが家も最初は「お得!」と飛びついたのですが、届いてみると冊子が薄く、文字も小さめ。子どもが自分でめくりながら読むには少しハードルが高く、結局あまり活用できませんでした。

「おうち英語」で自力読みを目指すなら、一冊ずつ独立した「大きめの絵本」が断然おすすめです。 文字が大きく読みやすいのはもちろん、何より本としての満足感があるので、「自分で読めた!」という自信にもつながりますよ。わが家もこのバッグ持ってます!

③シールで楽しむ「1000語の単語帳」

「あの話に出てきた単語だね!」と物語を振り返りながら、シールを貼って自分だけの単語帳を作る絵本。これが本当に優れものでした。単語を「覚える」のではなく「物語の思い出として貼る」感覚なので、わが子は遊び感覚でどんどん吸収してくれました。

特におすすめしたいポイントが、シールの枚数が多いこと。いくら貼ってもすぐになくならないのが親としてもうれしいところ。長距離移動の暇つぶしにも最適です。

単語を「勉強」ではなく「楽しみ」に変換できる、わが家のお助けおすすめアイテムです。


こうして「動画で見る」だけでなく「本で読む」「シールで貼る」という体験を組み合わせることで、知らなかった単語が自然と日常の語彙へと変わっていきました。


親子で沼にハマる!ペッパの「おもしろポイント」

英語の難易度云々よりも、子どもが最終的に夢中になったのは、ペッパの世界に散りばめられた「ちょっと変で面白いポイント」でした。親子で笑い転げたポイントをいくつかご紹介します。

  • ミス・ラビットの「神出鬼没」ぶり ペッパの親友、レベッカ・ラビットのおばさんにあたるミス・ラビット。彼女はバスや電車の運転手、スーパーのレジ打ち、アイスクリーム屋、ヘリコプターの操縦士、果ては消防士に看護師まで……ありとあらゆる仕事をこなすスーパーウーマンです。「あれ、またミス・ラビットがいるね!」と気づいてからは、画面に出るたびに「また働いてる!」と二人で大笑いするようになりました。
  • 謎の「ミスターポテト」と「スーパーポテト」 動物ばかりの世界なのに、なぜかじゃがいもの姿をしたおじさんが登場します。特にヒーローであるはずの「スーパーポテト」は、映画館の天井に埋まったり、風船でどこかへ飛んで行ったりとトラブル続き。いつもミス・ラビット(のレスキュー隊)に助けられている姿が、なんとも言えず愛おしいんです。
  • 派手に「汚しちゃう」かわいらしさ 泥の水たまりで大人も子どもも泥だらけになったり、スパゲッティやチョコを食べて口の周りを真っ黒にしたり。そんな無邪気でかわいらしい描写に、子どもはいつもほっこりしていました。「あーあ、また汚しちゃったね」と、そんな日常の失敗を笑い合えるのがペッパの良さかもしれません。

大人こそ癒やされる?ダディ・ピッグとハチャメチャな世界

おうち英語の相棒として5年付き合っていると、子どもだけでなく、私自身もペッパの世界の虜になっていました。特に、大人の心に刺さるポイントがこの二つです。

  • ダディ・ピッグが可愛すぎる お父さんのダディ・ピッグは、とにかくハチャメチャ。車の鍵を溝に落としたかと思えば、最終的には重機を持ち出して巨大な穴を掘り出したり、得意げに焼いたパンケーキを天井にくっつけてしまったり……。失敗した時に顔を真っ赤にして照れる姿がもう、本当に可愛くて(笑)。完璧じゃない父親像が、なんとも親近感をわかせてくれます。
  • 「どうしてそうなる!?」というハチャメチャ回 日常のささいな出来事が、なぜか壮大なトラブルに発展するのがペッパ流。お店の注文レジでボタンを押し間違えてとんでもない注文が確定したり、ハイテクな公衆トイレのボタンを全部押して、紙と泡と水で大惨事になったり……。この「予測不能なドタバタ劇」が面白くて、つい大人も手を止めて見てしまうんですよね。

5年経って気づいた、ペッパピッグは親子の「帰れる場所」

我が家のおうち英語歴は、今で6年になります。その中でペッパピッグと共に歩んだ時間は5年。

毎日欠かさず見続けていたわけではありません。それでも、気づけばふとした時にまた戻ってくる場所が、いつもペッパピッグでした。小学生になった今でも、新作が配信されれば「お、新作だ!」と二人で顔を見合わせてついつい見てしまいます。最近、物語の中でペッパ家に新しい赤ちゃんが生まれた時には、二人で大盛り上がりしました。

『Numberblocks』と並び、わが家の動画視聴の中で最も長く愛しているこのアニメ。

今、もしあなたがペッパピッグを前に「全然聞き取れない……」「何が面白いの?」と行き詰まっていたとしても、どうか落ち込まないでください。それはただの「準備期間」です。

ペッパたちの日常を笑い合える日は、必ずやってきます。それまで焦らず、親子で「面白いもの」を一緒に探す旅を、ぜひ楽しんでみてください。5年後、ふと振り返った時に「これがあってよかったね」と言い合える、そんなかけがえのない宝物のような時間が、あなたと子どもさんにも待っていますよ。

もし今、ペッパピッグに悩んでいるなら

この記事を読んでくださった方に、今日からできることを3つだけ提案させてください。

今日から無理なく始められる!ペッパの楽しみ方

1. 「毎日見なきゃ」という義務感を捨てる 「テレビをつけておいたら流れている」くらいの、ゆるい距離感から始めてみてください。

2. 子どもと一緒に「変なところ」を探す 英語を聞き取ろうとせず、「今日はどのキャラクターが変なことするかな?」と、間違い探しをするような気持ちで画面を眺めてみてください。

3. 完璧じゃなくていい 泥だらけのペッパを見て「きたなーい!」と笑い合えるだけで、それは立派な英語のコミュニケーションです。



▼ わが家の「おうち英語」おすすめ動画リスト

[Super Simple チャンネルでリズムを楽しむ]

[Numberblocksで数字と算数に触れる]

▼ あわせて読みたい:知力と英語力をバランスよく伸ばす工夫

おうち英語を始めた当初、実は「七田式プリント」も同時にスタートしていました。英語だけに偏らず、日本語の土台も一緒に整えることで、子どもも無理なく学習習慣がついたと感じています。

 [ペッパピッグ見始めの時期に開始した「七田式プリント」の記録はこちら]

▼ 最初の一歩を応援します 「何から始めていいかわからない…」という方は、まずは無料のサンプルで、お子さんの反応を見てみるのもおすすめですよ。まずは「実験」感覚で、一緒に楽しんでみてくださいね。

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