はじめに:その「停滞期」、実はチャンスかも?
「Which do you want?」 おやつの時にこう尋ねると、「This one.」と返ってくる。 間違ってはいないし、むしろちゃんと答えてくれている。だけど、何かができるようになると欲が出てくるのが人間ですよね(笑)。
英語の質問には単語で答えるし、動画も楽しんでいる。でも、自分からは話さないし、会話が広がらない……。 「このまま続けて意味があるのかな?」と、親の方が諦めてしまいそうになる時期ってありますよね。
我が家も1歳から始めたおうち英語でしたが、年少の夏まではまさにその状態。 そこからどうやって、我が子が自分の力でセンテンス(文章)を作って話し出したのか。停滞期を突き抜けた「5つの解決策」をご紹介します。
解決策1: 歌の「替え歌」で、状況と英語をリンクさせる
「Super Simple Songs」や「ディズニー英語(DWE)」の歌の単語を、日常生活に合わせて入れ替えて歌うようにしました。
- やり方: メロディはそのままに、目の前の状況を歌詞にする。
- メリット: 「歌」という知識が「今の状況(リアル)」とセットで理解できるようになります。
(例)
お着替えのとき:Super Simple Songsの「Put On Your Shoes」のメロディで、”shoes” を “pajamas” や “shirt” に変えて。最後の “Hurry hurry up!” までセットで歌うのがお決まりでした。
外で走るとき:ディズニー英語の「Keep on climbing」という歌を”Keep on running”に変えた。
先日、久しぶりにDWEの歌を聞いたとき、子どもがしっかり覚えていて。あの時、たとえ何も身につかなかったとしても「本当に楽しい親子のかけがえのない思い出だったな」としみじみ感じました。
解決策2:カード教材「BRAIN QUEST」で成功体験を作る
アメリカで人気の 『BRAIN QUEST(ブレインクエスト)』 を導入。3〜4歳用は、たいていが「消防車は何色?」とか「空を飛ぶのはどの乗り物?」といった簡単な質問ばかりです。
ここで少し工夫しました。例えばボートの下に魚がいる絵を見て「What do you see under the boat?」という質問に対し、子が「Fish!」と答える前に、親が 「I see…」 とだけリードしてあげるんです。 これを繰り返すと、自然と 「I see a fish.」 とセンテンスで返ってくるようになりました。
また、アルファベットの形をした人が公園で遊んでいる問題では、子が爆笑しながら答えを連発!気づけばすべてセンテンスで回答。親子で「話せた!」という大きな自信に繋がりました。
その時話していた文の例
B is holding balloons. (DWEのセンテンスで覚えてるんだ〜!と感動)
K is flying a kite. (えっ?!凧をあげるって「fly」を使うの?すごーい!合ってる!)
D is walking a dog. (犬を散歩させるって「walk a dog」って言うんだ!知らなかった!!)
ちなみに、この時 私が思ったみたいに「えっ、その動詞使うの?」と驚くことってよくあるんです。私が驚く横で、娘は take や have を自由自在に使いこなしています。
大人の私はどうしても「take=取る」と頭で考えてしまいますが、彼女の中ではその場の状況と動詞がダイレクトに繋がっているみたい。 英語スキルでは親の面目丸つぶれですが(笑)、これこそが「おうち英語」で手に入れたかった「英語の感覚」なんだな、と嬉しくなりました。
解決策3:DWEの「ステップ・バイ・ステップ」でアウトプットを加速
. DWE「ステップ・バイ・ステップ」でアウトプットを加速
インプットしてきた知識を「使える武器」に変えてくれたのが、DWEの 『ステップ・バイ・ステップ』 です。体系的な練習のおかげで、日常でもこんな言葉がポロッと出るようになりました。
I’m so excited!(すごく楽しい!)
Horse eat.(馬が何か食べてる!)
(※当時、子どもが話した通りをメモに残しています)
解決策4:「親以外」の英語に触れてモチベーションを上げる
第三者に褒められる経験も、大きな刺激になりました。
- 英会話の無料体験: 名前や天気を答えられただけで先生に「英語教室に通ってないのにすごい!」と絶賛され、おうち英語ではおなじみの「rectangle(三角形)」なんかも「そんな単語よく知ってるね」なんて褒められ…。親の私の方が「あぁ、ちゃんと積み上がっているんだ」と確信を持てました。
- 英語幼稚園の子が来る公園へ: 未就園児の頃は英語幼稚園の子たちが遊びに行く公園によく行っていました。 一緒に遊びながら同年代の子が英語を話す姿を見て、帰宅後にすぐさま自分から英語動画をつけていたのが印象的です。
我が子「英語たくさん話せてすごいね~あんな風に話せるようになりたいな!」
解決策5:【最強】かけ流し時間を「1日5時間」へ激増!
これが一番の勝因だったと感じています。
年少の夏、「もう我が子の日本語の土台は揺るがない」と確信したタイミングで、それまで1日1時間程度だった英語のかけ流しを、思い切って4〜5時間に増やしました。長距離移動の車の中や、お風呂でもとにかく繰り返し聞きました。車の中やお風呂でも繰り返し聞き、中古のCDが擦り切れるほど使い倒しました。
【使用した音源】 ディズニー英語の 『Story and Songs』 (※これまで映像や歌で親しんできた内容が音声で凝縮されているCDです)
その結果、起きた奇跡
かけ流しを増やしてしばらく経ったある日。 目の前のおもちゃの状況を、10個ものセンテンスで次々と説明し始めたのです。
一つ一つは短い文でしたが、自分の頭で考えて英語を紡ぎ出している姿に、震えるほど感動したのを覚えています。それまで貯めてきた「点」と「点」が、脳内で強固に繋がった瞬間でした。
そのときのセンテンス
まとめ
発語が増えない時期は、決して無駄ではありません。脳の中で「英語のコップ」に水が溜まっている最中なのだと思います。
「日本語の土台」ができたと感じたら、アクセルをグッと踏んでかけ流しを増やしてみる。それが、溢れ出す「最初の一滴」になるかもしれません。
発語がない時期、私も本当に焦りました。でも、壁はこれだけではありません。次回は、親が一番陥りやすい『語りかけのマンネリ問題』『多読が進まない問題』をどう乗り越えたかについてお話しします。お楽しみに!

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