この記事は、わが家の「おうち英語6年間の軌跡」をまとめた体験談です。 もし「成長フェーズごとの具体的な進め方」を知りたい方は、こちらの攻略マップも併せて活用してください。
「小さな子が英語を話すなんて、帰国子女やインターの子だけ……」 以前の私はそう思っていましたが、特別な教育をせずとも、現在、小学校低学年のわが子は、ネイティブの同年代の子たちが読むような英語の本(チャプターブック)を自力で読み、YouTubeでは「Minecraft実況」を英語のまま視聴して爆笑するまでになりました。
高額なセット教材を買ったわけでも、インターナショナルスクールに通ったわけでもありません。「うちの子には無理かも」と思っている方へ、わが家が1歳の頃から実践してきた「英語が当たり前にある生活」の作り方をお伝えします。
1歳10ヶ月でスタートし、現在小学校低学年になるまで続けてきた、わが家のおうち英語の記録です。
1.すべてはここから始まった。英語教育との「出会い」
わが家は子どもが1歳の時、半年間だけ幼児教育の「ベビーパーク」へ通っていました。
当時、日本語でのおしゃべりがすでに得意だったわが子を見て、先生からこんな言葉をかけられたのです。
「日本語の語彙がこれだけ豊富なら、今なら英語もスポンジのように吸収しますよ。ぜひ英語育児を始めてみませんか?」
以前の私は、英語教育に対して「小さな子が英語を話すなんて、帰国子女やインターナショナルスクールに通っている子だけ……」というイメージを持っていました。だからこそ、当時の私は驚きを隠せませんでした。
「日本語を話しだしてまだ1年も経たないうちから、英語?」「家庭で英語をやるって、一体どういうこと……?」と、頭の中は「???」でいっぱいでした。
でも、同時にこうも思ったんです。「もしこれで英語が得意になってくれたら、ラッキー♪」と。そんな軽い気持ちで、まずは一歩踏み出してみることにしました。
2.衝撃の概念「おうち英語」との出会い

家庭でできる英語学習をさっそく始めてみたわが家。 具体的にどんなことをするのかというと、
- 英語での語りかけ
- 英語絵本の読み聞かせ
- 英語音源のかけ流し
- 英語動画の視聴
- 英単語のフラッシュカード
これらを日々の暮らしに組み込んでいくスタイルでした。ベビーパークからは、自宅ですぐに使える「英語動画のリンク」や「語りかけフレーズ集」をもらい、手探りでのスタート。
しかし、調べていくうちに、ある一つの言葉にたどり着きます。それが「おうち英語」という概念でした。
さらに驚いたのは、ベビーパークの英語講座を監修しているのが、おうち英語を長年実践され、驚異的な成果を出されている「タエさん」という方だったこと。
「このやり方には、確固たるメソッドがあるんだ!」
すぐさまタエさんの書籍を購入し、その圧倒的な経験談とおもしろさに引き込まれました。こうして、わが家の「おうち英語生活」が本格的に幕を開けたのです。

正直、『英語育児=完璧な親がやるもの』だと思って身構えていたんです。でもタエさんのメソッドを知って、『これなら私にもできそう!』と肩の力が抜けたのが大きな転機でした。
3.教材は「ゴール」ではなく「滑走路」
わが家のおうち英語は、高額なセット教材を揃えることからではなく、「今のわが子に必要なものを、必要な分だけ整える」という、スモールスタートから始まりました。
1. 「中古」という選択肢がくれた親子の自由
DWE(ディズニー英語システム)とWWK(ベネッセのワールドワイドキッズ)。どちらも素晴らしい教材ですが、わが家はあえて「中古の二刀流」を選びました。
新品を揃える予算を、別の場所へ回すためだけではありません。「飽きたらやめてもいい」「使いこなせなくてもいい」という『まあいっか』の心の余裕を、どうしても手に入れたかったからです。
高いお金を払って「元を取らなきゃ!」と親が必死になると、その焦りは必ず子どもに伝わります。中古という選択は、親を「監視役」から「見守り役」に変えてくれる、わが家にとっての最強の戦略でした。
ここに、わが子にとってどっちも娯楽のようなものだった「今日はミミィちゃん(WWK)がいいな」、「ミッキーさん(DWE)のピクニックのお話が見たいな」そんな風に楽しんでいました。
※具体的な教材の活用法や、どのセットが役に立ったのかは、[中古DWEで整える!わが家が「これだけは必要」と選んだ教材とその理由]で詳しく紹介しています!)
2. YouTubeは「無料の最強家庭教師」
教材の補助として大活躍したのがYouTubeです。YouTubeの最大の利点は、何と言っても『無料』で『多様なコンテンツ』を試せること。もし子どもが『これ好きじゃない』と言っても、すぐに次を探せるので、親も子も気負わずに済みました。
ちなみに、広告で学習を遮られたくないので、YouTubeプレミアムには加入しています。これも『快適な学習環境』を作るための、わが家の大切な投資の一つ。今のところお気に入りが見つかり続けていますが、もし今後、英語の幅を広げたいと思ったらネットフリックスなども検討する予定です。あくまで『子どもが夢中になれるもの』を最優先に、柔軟にツールを選んでいくスタイルです。
わが家のお気に入り動画リスト
- Super Simple Songs:英語の歌の定番。特に物語仕立ての「Tree Top Family」が大好きで、ここでの「聴く楽しみ」が後の絵本好きに繋がりました。
- Number Blocks:数学的な概念を英語で学べる名作。公文の算数にも通じる、数の「不思議」に出会えます。
- Peppa Pig:日常会話の宝庫。キャラクターたちのチャーミングなやり取りを見ているだけで、自然とフレーズが耳に残ります。
- Blippi:子どもの知的好奇心を刺激する実験や探検がいっぱい。飽きさせない構成はさすがの一言です。
- Craftee:マイクラ好きにはたまらない実況チャンネル。英語でマイクラを楽しむという「遊び」の究極形です。
(※歴代でハマったYouTubeアニメや、英語学習に役立ったチャンネルの全まとめは、[おうち英語。6年間でわが子が夢中になったアニメ・動画アーカイブhttps://home-chiiku.com/learning-video-history-2/]をどうぞ!)
3. 「ORTを手放した」という成功体験
おうち英語界の王道であるORT(オックスフォード・リーディングツリー)も、わが家ではあえて手放しました。
最初は何冊か試しましたが、どうも食いつきが良くない。世間の評価を気にして無理やり続けさせることもできましたが、わが家は「子どもが目を輝かせること」を最優先することにしました。
「ORTのことはもう忘れよう!」と決めて、代わりに本人が夢中になれる本を徹底的に探した結果、わが子は自然と洋書多読の世界へ飛び込んでいきました。 「王道」よりも「わが子の熱量」。この選択こそが、英語を「勉強」から「大好きな遊び」へと変えてくれた最大の要因だと感じています。
【わが家がORTの代わりに夢中になった絵本リスト(抜粋)】
- Pete the cat: リズム感とポジティブなメッセージが最高。読んでいるだけで大人も元気になれる、わが家の定番です。
- Mr. Men and Little Miss: ユニークなキャラクターが勢揃い。それぞれの個性を英語で楽しむうちに、語彙がぐんと広がりました。
- Fly Guy: 「え、こんな展開!?」という驚きの連続。面白い本は、放っておいても子どもが自分で手に取ることを教えてくれました。
- Super Rabbit Boy: ゲーム好きの心が踊るアドベンチャー!これを読んでいる時の楽しそうな横顔は、今でも忘れられません。
※具体的な選書は、このあと別記事で詳しく紹介します!
教材選びの正解は、子どもの『今』にしかない
教材、動画、絵本。どれを選んでも、どれを捨てても正解なのでしょうね。
私たちが揃えたのは、『子どもが飽きたら、すぐに次の大好きなものへ変えられる環境』。この柔軟性こそが、おうち英語を長く楽しく続けるための秘訣なのかもしれません。
4.おうち英語と「心の余裕」が作る、黄金の相乗効果
英語という言語を身につけることは、単なるスキルの習得ではありません。それは、子どもが世界中の情報にアクセスするための『脳のOS』をアップデートすること。
その土台を整えるために、わが家では親である私が一番リラックスして、英語という環境を楽しもうと決めていたのです。
わが家がおうち英語を続けてこれたポイント
おうち英語を長く続けるコツは、親自身がいかに「心の余裕」を保つか。わが家が挫折せず、楽しく英語環境を維持できたのは、以下の2つのポイントがあったからです。
①「中古教材」だからこそ保てた、親子の適度な距離感
高額な教材を正規で購入する勇気が出ず、わが家は「中古教材」を賢く取り入れる道を選びました。 でも、今振り返るとこれが大正解だったと感じています。
もし正規でフルセットを購入していたら、私自身が「元を取らなきゃ!」「もっとやらせなきゃ!」と必死になり、日々の取り組みを親子で「苦しいノルマ」と捉えてしまっていた気がするのです。

中古だと、飽きても罪悪感がないのがいいところ(笑)。その『まあいっか』という適度な緩さが、子どもを追い詰めない英語環境を作ってくれたのだと確信しています。
「安い中古だから、子供が食いつかなくてもまあいっか」という心の余裕が、結果として「好きな動画や本=英語」という楽しい図式を守り抜き、爆笑しているうちに英検4級ほぼ満点合格という結果に繋がったのだと思います。
② 徹底して「本人の好み」に寄り添う
YouTubeも絵本も、親の意向よりも「本人が何に目を輝かせるか」を最優先しました。定番のORT(オックスフォード・リーディング・ツリー)も、わが子には合わなかったので潔く手放しました。
代わりに、本人が夢中になれる本を徹底的に探したことで、英語は「勉強」ではなく「大好きな趣味」として定着したのです。
こうして英語という『新しい世界』を家庭で整えてきたわが家ですが、実はもう一つ、学習の柱として大切にしてきたものがあります。それが『公文』です。実は、この英語と公文の組み合わせこそが、わが家の学びを加速させる最大の鍵でした。
公文×おうち英語の「最高の相乗効果」
公文で培う『やり抜く力』と、おうち英語で培う『世界を広げる力』。この両輪が回ることで、わが家は今日まで楽しく学び続けてこれました
- 英語から公文へ: YouTubeの『Numberblocks』などで数概念に親しんでいたおかげで、公文の算数にも抵抗なくスムーズに入ることができました。
- 公文から英語へ: 公文教室で培った「1時間集中して座り続ける力」があったからこそ、幼稚園児の頃から英検の長丁場の試験も、集中力を切らさずに乗り越えることができました。
どちらか一方だけでは到達できなかった今の景色。英語と学習が互いに支え合うこのサイクルこそが、わが家の学びの土台です。

5.今のわが子の「自走」を支える、最後の1ピース
1歳からの種まき、キャラクターの爆発、そしてMinecraftを入り口にした多読……。わが家のおうち英語は、長い年月をかけて少しずつ「日常」へと馴染んできました。
今、小1のわが子が英語を「自走」できているのは、インプットの環境を作ったあとに、「それを誰かに話したい!」というアウトプットの場をしっかり用意できたからだとも感じています。
わが家では、オンライン英会話の『Novakid(ノバキッド)』を、3年間愛用した「外との交流の入り口」として大切に使ってきました。画面越しの先生とゲーム感覚で英語でおしゃべりする時間が、まだ小さかったわが子にとって「英語を使う楽しさ」を教えてくれる一番の特等席でした。
今は自分の力で本を読み、英語の世界をどんどん広げていく「自走」のフェーズに入りましたが、あの時期にノバキッドという安全で楽しいアウトプットの基地があったからこそ、今の姿につながっていると確信しています。
「おうち英語のロードマップ」の先にあるのは、英語で世界中の人と繋がり、ジョークを言い合えるような、自由な未来です。もし皆さんも「インプットした英語を、まずは楽しく外の世界で発散させてあげたいな」と感じていたら、ぜひ一度、ゲーム感覚で楽しめるおしゃべりの世界を覗いてみてくださいね。
Novakidなら、クレジットカードの登録も不要で、体験レッスンだけでももちろんOK(面倒な勧誘も一切なし!)なので、本当にノーリスクで試せます。
6.おうち英語の全記録を、戦略マップとしてまとめました
ここまで、わが家が6年間で取り組んできた「中古教材」「YouTube」「絵本選び」のリアルな試行錯誤をお話ししてきました。
実際には、子どもの成長に合わせて、もっと細かいステップや『壁』の乗り越え方がありました。それらをすべて時系列で整理し、『今、何から始めればいいか』が一目でわかる攻略マップを作りました。
ぜひ、お子さんの今の状況に合わせて、次のステップのヒントを探してみてください。
▷ [おうち英語の迷子をなくす。2歳からはじめたわが家の全戦略マップ]
まとめ:大切なのは「親が楽しむこと」と「環境づくり」
振り返ってみると、わが家のおうち英語がここまで続いてきたのは、決して「特別な教育」をしたからではありません。
- ベビーパークでの出会いを「ラッキー♪」と楽しめたこと
- 子供の「好き(マイクラやアニメ)」を英語に繋げたこと
- 何より、生活の中に英語が当たり前にある環境を作ったこと
この「知食住」を大切にする暮らしの延長線上に、たまたま英語があった。そんな感覚が、今の「自走する姿」に繋がったのだと感じています。
もちろん、ここまでの道のりは順風満帆だったわけではありません。時には『壁』にぶつかった時期もありました。……その具体的なエピソードと解決策については、また次回の記事で。一緒に悩みを解決していきましょう!





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