英語の絵本を探すときって、本当に迷いますよね。
特に地方の書店へ足を運んでも、ズラリと並ぶのは日本語の本ばかり。洋書コーナーがあってもほんの一角で、目当てのシリーズを見つけるのは至難の業です。頼みの綱の図書館を覗いてみても、英語絵本の棚はいつも数冊ぽつんと寂しく並んでいるだけ……。 「うちの子には今、どのレベルの本が合っているんだろう?」 「ネットの評判を信じて買ったのに、パラパラとめくっただけで本棚の肥やしになってしまった……」
そんな、おうち英語ならではの「選書迷子」の経験、あなたにもありませんか?
本が見つからない焦りや、良かれと思って買った本に見向きもされなかったときのショック。痛いほどよく分かります。
今回は、そんな我が家が試行錯誤の中でやらかした数々の失敗談と、「子どものワクワク」を最優先にしてたどり着いた、ちょっとした選書の工夫やヒントをお話ししてみたいと思います。
1. 「良かれと思って買ったセット絵本」で大撃沈した話
いろんなジャンルに触れてほしい、語彙力をアップさせたい――そんな親心から意気揚々と導入したのが、多読の定番『Step into Reading』のボックスセットでした。
「さあ、これでどんどん読んでくれるぞ!」と胸を躍らせていたのですが……わが子の反応は、驚くほど薄いもの。パラパラとめくって気になる本を2、3冊読んだだけで、あとはすっかり本棚の住人に。正直、「あんなに調べて買ったのに……」と、かなりのショックを受けました。
ところが、その後に偶然出会った『Fly Guy』(一匹のハエと少年の物語)を手渡したところ、世界が一変!
「楽しい!」とケラケラ笑いながら、あっという間にシリーズ全巻をすごいスピードで読破してしまったのです。
(※ちなみにこの『Fly Guy』、内容はなかなかシュールです。迷子になったハエがちょっと臭い場所を大冒険したり、ハエたたき工場に遠足に行ったり、おばあさんがうっかりハエを飲み込んでしまったり……!大人からすると「えっ!?」と思うようなユーモアが、子どもにとってはたまらないツボだったようです)
有名な絵本セットに見向きもされなかった時は本当に落ち込みましたが、この経験こそが、わが家の選書基準を「親の安心(網羅性・レベル)」から「子どものワクワク」へとシフトさせる大きな転換点となりました。
2.「動画の力」を読書にスライドさせる
また、普通の本だと文字ばかりでどうも集中力が持たない……そんなときわが家で大ヒットしたのが、『Peppa Pig』のスクリプト本(台本)でした。
ページを開いた瞬間、子どもが「あ、これ動画で見たあのシーンだ!」と目を輝かせたんです。すでに頭の中に映像や音声の背景知識(スキーマ)がしっかりと入っているから、文字を追うハードルが驚くほど下がる。動画で親しんだストーリーが、そのまま自力読みのステップにスルスルとスライドしていく瞬間でした。
「お気に入りのアニメを文字でも読ませたい!」と思っても、わざわざ専用本を買い集める必要はありません。
実は、YouTubeなどの動画URLをAIに送るだけで、一瞬でセリフの文字起こし(スクリプト)が作れます!
子どもがハマっている動画を、そのまま世界に一冊だけの「わが子専用の英語絵本」に早変わりさせられるおすすめの裏技です。
3.不調のサインを見逃さない!「思い切って超簡単レベルに戻る」勇気
順調にステップアップしているように見えても、ときどき「最近なんだか英語の本を開くのが重たそうだな……」と、子どもの小さな不調のサインに気づくことがあります。
そんなときは、親の「ここまで読めるようになったんだから」というプライドは思い切ってゴミ箱へポイ!迷わずドーンとレベルを下げました。 たとえば、つい最近まで500語くらいの少し長めの本を読んでいたとしても、あえて1ページに数単語しか載っていないような、はじめてのリーダーズ絵本レベルまで一気に戻してしまうんです。
- 目的: 「英語の本って、スラスラ読めて気持ちいい!」という最高の快感をもう一度思い出してもらうこと。
- 作戦: 内容の難しさよりも「冊数」をとにかく稼ぎまくる!そして、読み終えるたびにこれでもかというくらい褒めちぎる!

「えっ、今日もう15冊も読んじゃったの!?すごすぎる……!」と、子どもの「できた!」の自己肯定感を爆上げします(笑)
難しい本を無理に読ませて英語嫌いになってしまうくらいなら、簡単な本を大量に浴びて「英語の本スラスラ読めるじゃん!」「やっぱり楽しいな!」と本人が自信を取り戻すほうが、長い目で見れば何倍も価値があるように思います。
4.「好みの本」を探すことに全力を尽くす
散々いろんな本を試して、遠回りもして、ようやく気づいたんです。
――子どもは「自分が心から好きな本」に出会えさえすれば、親が設定したレベルや語彙数(YL)の壁なんて、軽々と飛び越えてしまうんだということに。
わが家の例で言うと、名作として名高い『Nate the Great』を勧めてみたものの、当時のわが子の反応はいまいち。ところが、大好きなゲームの世界観に近い『Press Start!』を手渡したところ、一気にスイッチが入りました。さらに、その勢いのまま『Diary of a Minecraft Zombie』に進んだときは、語彙数がさらに多いチャプターブックであるにもかかわらず、驚異的なスピードで夢中に読み進めていったんです。
昨日まで1,000語レベルの本で苦戦していたのが嘘のよう。やっぱり「大好きな世界」の前では、2,000語超えなんて全くハードルにならないんですよね。
ちなみに、面白いことに、そうやって別の本で楽しく英語力を伸ばしたあとに、再び『Nate the Great』を開いてみたら……以前とはまるで違い、すごく楽しそうにシリーズを何冊も読み漁っていました。「別の本を読むうちに、いつの間にか英語の筋力がアップしていたんだなあ」と、子どもの成長をしみじみ実感した瞬間でした。
選書に迷ったら、AIを「相棒」にするのもおすすめ
「うちの子には、いったいどんな本がハマるんだろう……?」と迷ったときは、親ひとりで悩まずに、わが家ではAIに相談しちゃっています。 「マイクラが好きで、今はこれくらいの語彙数の本が読めるんだけど、次は何がおすすめ?」と相談すると、子どもが飛びつきそうなぴったりの作品を提案してくれるんです。そのアドバイスをきっかけに、本選びの「爆走」が始まったことも少なくありません。
親がひとりで悩むのではなく、最新ツール(AI)を賢く「選書のパートナー」にしてみる。これも、これからの時代のおうち英語を軽やかに「自走」させる大きなコツかもしれません。
(※ちなみに、市販の本の枠を飛び越えて、ついにはAIと一緒に「わが子専用のマイクラ冒険ストーリー」を自作し、挿絵なしのチャプターブックで1万語を数日で読破してしまった……というぶっ飛んだ体験談は、こちらの記事で詳しくまとめています。よかったらあわせて覗いてみてくださいね!)
5.基礎固めは「淡々と、戦略的に」
もちろん、ただ「好きな本を読んでいれば勝手に英語がペラペラになる」というわけではありません。 振り返ってみれば、そこに至るまでには地道なステップもありました。最初は根気強く毎日読み聞かせを続けましたし、文字の基礎を固める時期には『Sight Word Readers(SWR)』などの絵本を使って、基本の単語を淡々とインプットする時期もちゃんとありました。
また、我が家ではこうしたインプットと並行して、オンライン英会話の「Novakid(ノバキッド)」を3年間続けています。ただトークをするだけでなく、レッスンの中で物語の読み方や文法まで丁寧に教えてもらえるので、絵本の世界とオンラインの相乗効果で英語の定着がぐっとスムーズになったと感じています。
\ クレカ不要・1回だけでもOK! /
\ 口コミを詳しく見たい方はこちら /
わが家の具体的な「自力読みステップ」のロードマップはこちらの記事で詳しくまとめています!
「好き」という爆発的な推進力を支えるためには、やっぱり足元を固める地道なトレーニングも大切。そのバランスを行ったり来たりしながら、我が家のおうち英語は進んできました。
おわりに:選書迷子は、試行錯誤している証拠
「せっかく買ったのに読んでくれない……」 「うちの子には、どんな本が合っているんだろう……」
おうち英語をしていると、何度も何度も「選書迷子」の壁にぶつかりますよね。でも、その試行錯誤の数だけ、子どもにぴったりの一冊に出会えたときの喜びもひとしおです。
有名セット教材で撃沈したっていい。 親の期待通りに進まなくても、子どもが「楽しい!」と夢中になれる瞬間さえあれば、そこから英語の世界はぐっと広がっていきます。
AIなどの便利なツールや、ときには思い切ってレベルを戻す柔軟さも味方につけながら、完璧を目指さず、親子でワクワクする「おうち英語の旅」をマイペースに楽しんでいきましょう!





コメント