もともとは、自力読みの練習なんていう高い目的があったわけではありません。 当時大好きだった機関車トーマスの絵本を買ったのがきっかけで、色や名前を問う簡単なフレーズや、大好きなキャラクターを主役にした「手作り英語絵本」を作り始めました。
それが2歳だったわが子に大ハマりし、味をしめた(?)私は、ナンバーブロックスを使った探し絵本など、いくつか手作りするようになりました。
そもそも、どうして「絵本を手作りする」という発想に至ったのか? そこには、おうち英語を進める中でぶつかった、こんな悩みがありました。
1.市販の英語絵本、こんなお悩みありませんか?
英語の絵本って、選ぶのが本当に難しいですよね。わが家も当時はこんな壁にぶつかっていました。
- 子どもの好みがわからない
どんな英語絵本なら興味を持ってくれるのか、手探り状態だったこと。 - レベルが合わなくて難しい
「これなら読めるかな?」と買ったはいいものの、文量や語彙が難しすぎて子どもが途中で飽きてしまったり、親が読み聞かせに苦労したりしたこと。 - 推しキャラの絵本でレベルに合うものがない
「子どもが今一番好きなキャラクター(トーマスやナンバーブロックスなど)の本で、英語のレベルもちょうどいいもの」を探しても、理想的なものがなかなかなかったこと。
特に、最初に手に取ったフォニックス用のトーマス絵本は、特定の単語を優先して作られているせいか、ストーリーの脈絡がなんだか不自然で正直ちょっと戸惑ってしまったのも事実です(笑)。 「Gordon can not go. / Gordon is hot.」 や「Bill can not lug the box. / Ben can not lug the box.」 などの、「短母音のルールを覚えるために、文字通りその音だけを詰め込んだシュールな文章」には、なかなか面食らいました。

文字の音だけに特化しすぎていて、『いや、どんな状況!?』って思わず笑っちゃいました(笑)
「それならいっそ、子どもが一番好きなキャラクターで、今のレベルにぴったりの絵本を自分で作っちゃえばいいのでは…?」 そう思ったのが、我が家が手作り英語絵本の世界に踏み出した理由でした。
2. ないなら作っちゃおう!子どもの「好き」を詰め込んだ手作り絵本の誕生
トーマスとの出会いをきっかけに、「この子が大好きなキャラクターで、かんたんなフレーズの絵本を作ったら絶対喜ぶはず!」と思い立ち、手作り絵本作りに着手しました。
最初に作ったのは、本当にシンプルな単語と繰り返しの絵本です。
- トーマスの色当て絵本
- 「トーマスは何色?青です。」(What color is Thomas? Blue!)
- 「パーシーは何色?緑です。」(What color is Percy? Green!)
- キャラクター名シリーズ
- 「名前は何?ゴードンです。」(What’s your name? Gordon!)といったQ&A形式。
- 「名前は何?ゴードンです。」(What’s your name? Gordon!)といったQ&A形式。
- 反対言葉(Opposite Book)シリーズ
- ネットから集めたトーマス関連の画像を使って、
small - big、long - short、heavy - lightなどの対義語を並べただけの絵本。
- ネットから集めたトーマス関連の画像を使って、
驚いたことに、たったこれだけの絵本を2歳のわが子がめちゃくちゃ気に入ってくれたんです。子どもにとって一番のパワーワードは「大好きな推し(キャラクター)」。それが嬉しくて、調子に乗って何冊か他のシリーズも作るようになりました。
ちなみに、絵本といっても作り方はいたって簡単。A4のコピー用紙に印刷して半分に折ってホッチキスで止めただけです。ホッチキス部分は小さい子が怪我をすると危ないので、テープを貼るのがおすすめ。「製本テープ」だと強度も強くて安心ですよ。
(※実際に使っていたような製本テープはこちら↓)
3. ナンバーブロックスで仕掛け絵本風!『Where is No.Four?』
トーマスシリーズの次は、おうち英語の強力な相棒だった大好きな「Numberblocks(ナンバーブロック)」で絵本を作りました。
ベースにしたのは、有名な仕掛け絵本『コロちゃんはどこ?(Where’s Spot?)』の英語フォーマットです(※物理的な仕掛け扉は作っていないのですが、絵本の構成や流れをそのまま真似っこしました!)。
- 内容: 1〜6のキャラクターたちが、「行方不明になったNo.4はどこにいる?」と次々探していくストーリー。
- 英語の学び: 「階段の下(under the stairs)」「ドアの後ろ(inside the door)」など、場所を表す前置詞を覚えるのにものすごく役立ちました。
「次はどこにいるかな?」とページをめくるワクワク感とストーリー性がしっかりあって、わが子も何度も「読んで!」と持ってくるお気に入りの一冊になりました。
最初は私が「Is he behind the door?」と言うと、子どもが「No.」などと答えていたのですが、そのうち子どもの方が質問する側になっていたのには驚きました!あ

まさか自分から『Is he inside the clock?』って聞いてくるなんて!成長にびっくりした瞬間です
※ベースにした『コロちゃんはどこ?』の英語原著はこちらです↓
4. 日常のフレーズを広げる「Q&A絵本」の数々
キャラクターの力を借りた手作り絵本は、ストーリーだけでなく「日常で使える生きたフレーズ」をインプットするのにも大活躍しました。
- 移動手段を問う絵本:
- 「どうやって行く?(How do you go?)」に対して「車で(by car)」「船で(by boat)」と答えるやり取り。
- 「どうやって行く?(How do you go?)」に対して「車で(by car)」「船で(by boat)」と答えるやり取り。
- 「好き」を尋ねる絵本:
- 「どの果物が好き?(Which fruit do you like?)」「りんご!(I like Apple!)」
- 「どの動物が好き?(Which animal do you like?)」「ねこ!(I like Cats!)」
英語キャラクターではなくても、例えばアンパンマンといった「自分の好きなもの・キャラクター」に置き換えるだけで、一気に「自分ごと」として楽しんでくれるんですよね。
どれも繰り返しのフレーズなので、子どもがすぐにまねして読める(覚える)ようになりました。しかも、よく使うフレーズ、よく使う形容詞を意識して入れていたので語彙の定着にもすごくつながったように感じています。
5. まとめ:自力読みの練習じゃなくても、確かな「識字の土台」に
もともとは「自力読みをさせたい」という気負った目的で作ったわけではありません。ただ「子どもが大好きなもので喜ぶ顔が見たい」「一緒に楽しく英語に触れ合いたい」という親の趣味のようなものでした。
でも結果的に、この手作り絵本を通じて、耳に残る英語の音やリズム、前置詞などのコアな表現が自然と子どもの中にインプットされていきました。
当時、ガチガチの「自力読みの練習」をさせていたわけではもちろんありません。それでも、大好きな推しキャラの文字やフレーズを毎日何度も一緒に楽しんだ時間は、のちのリーディングにつながる「確実な識字の土台」になっていたと感じています。
「勉強させるための絵本」ではなく、「子どもが夢中になれる絵本」。 もし市販の教材にしっくりこないなと感じている方がいたら、子どもの「好き」を詰め込んだ世界に一冊の手作り絵本、すごくおすすめですよ!
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