「丁寧な暮らし」なんて、私には程遠い言葉だと思っていました。
毎日のお味噌汁も、出汁を丁寧にひく余裕なんてありません。わが家では鰹節も煮干しも、干し椎茸もそのままお鍋にポン。出汁を「とる」のではなく、まるごと「具」として食べてしまう……人から見れば「ずぼら」極まりないスタイルかもしれません。
でも、そんなわが家には、ひとつだけ絶対に譲れない「マイルール」があります。 それは、「調味料の裏ラベルを、鬼の目で見ること」です。
お醤油のラベルに「アミノ酸」や「果糖ブドウ糖液糖」の名前がないか。 お味噌の原材料に、余計な添加物が入っていないか。
一見、手間を省いているようでいて、実は「本物」を選ぶことで料理の工程を劇的にシンプルに、そして家族の健康と「脳」の土台を劇的に底上げしてきました。
その結果、わが子には一切の「好き嫌い」がなく育ち、夫の健康診断の結果も驚くほど変わりました。
今回は、ずぼらな私が愛してやまない、そしてわが家の「食」と「知」を支えている、一生モノの調味料選びの基準をお話しします。
1.わが家の「ずぼら出汁」が最高に美味しい理由
「お味噌汁って、出汁をとるのが面倒じゃないですか?」 読者の方からそんな声が聞こえてきそうですが、わが家の答えは「ノー」です。なぜなら、わが家は出汁を「とる」のをやめてしまったから。
今回は、コンソメキューブも中華の素も使わない、わが家の「ずぼらで豊かな」スープの秘密をお話しします。
出汁は「とる」ものではなく「具」として食べる
鰹節も、煮干しも、干し椎茸も、昆布も。わが家ではそのまま鍋へ投入します。「出汁をとった後のガラ、どうしよう?」という悩みから解放されました。 丸ごと食べるから、カルシウムもミネラルも満点!わが子は、頭を取っただけの煮干しも、お味噌汁の具としてむしゃむしゃ食べます。
基本は「そのままポン」ですが、忙しい時や手軽に済ませたい時は、こちらの「なないろおだし」がおすすめ。煮干し、かつお節、むろあじ節、乾椎茸、昆布が入った100%天然素材で、栄養価も味も抜群。これ一袋で、食卓のレベルが一段上がります。
「素」に頼らない、食材の底力
化学調味料の強い味に頼らなくても、野菜や肉、そして「本物の塩・醤油・味噌」があれば、旨味は勝手に溢れ出します。
にんじん、玉ねぎ、セロリ、にんにく、骨付き肉、そして塩。これだけで煮込んだスープは、わが子の好物です(何なら野菜の皮も一緒に煮込みます)。 コンソメの素すら必要ないと気づいた時、料理はもっと自由になりました。このスープは、カレーやシチューのベースとしても非常に優秀です。
「天然醸造」の醤油が、料理をシンプルにする
わが家が選ぶお醤油は、原材料が『大豆・小麦・食塩』だけのもの。 ラベルの裏を見たときに、アミノ酸、果糖ブドウ糖液糖、保存料、着色料……そんな言葉が並んでいないかを必ずチェックします。
時間をかけてじっくり発酵させた「天然醸造」のお醤油は、それだけで味が完成しています。 わが家の愛用品は、100年続く木桶の味、正金醤油の「天然醸造」。
このお醤油に変えてから、余計な味付けがいらなくなりました。冷ややっこも、納豆もこれだけでごちそうに。正金醤油のような本物の醤油があれば、市販のタレを買う必要はなくなります。わが家では、醤油をベースに、お酢やごま油、時にはメープルシロップなどを少し混ぜるだけで、即席ドレッシングやタレを自作しています。
「自作なんて面倒!」と思われるかもしれませんが、実はボウルで混ぜるだけ。市販のボトルが冷蔵庫で場所を取ることも、賞味期限に追われることもなくなりました。
何より、わが子が「お母さんのタレ、おいしい!」と言って野菜をパクパク食べる姿を見るのは、何物にも代えがたい喜びです。
「生きている」味噌が、腸と脳を整える
お味噌選びの基準もいたってシンプルです。 『大豆、米(麦)、塩』だけで作られていて、菌が生きているもの。 ラベルの裏を見て、余計なアルコール(酒精)や調味料が入っていないか、カップに「空気穴」があるか(菌が呼吸している証拠です!)をチェックします。
たったこれだけで、具材を丸ごと放り込むだけの「最高に美味しい一杯」が完成します。この一杯が、わが子の健康な体と、健やかな味覚を守ってくれていると感じています。
好き嫌いゼロ!の秘密は「重なる旨味」にあり
出汁ガラの煮干しも椎茸も、わが子は大好き。
離乳食時代から、強い化学調味料ではなく、素材が重なり合う「本当の美味しさ」を知っているから、おばあちゃんのような献立でも、好き嫌いなくパクパク完食してくれます。
2.「本物の調味料」が、わが家の未来を大きく変えてくれた
実は、この「本物の醤油と味噌」を軸にした食生活に変えてから、わが家には驚くべき変化がありました。
まずは夫。特に厳しい食事制限をしたわけではないのですが、自然と体重が10キロ以上も落ち、なんと毎年健康診断で引っかかっていた項目がきれいになくなったのです。 そして私自身も、発酵食品の力でお腹から整い、長年悩まされていた便秘が解消。産後の体型維持に悩むこともなくなりました。
そして何より嬉しい変化は、現在1小学2年生のわが子のこと。 離乳食の頃から『生きている菌』が詰まったお味噌や醤油を食べて育った彼女は、生まれてこの方、一度も『便秘』を知りません。
毎日お腹がスッキリしているからこそ、夜の公文や英語の学習にも、穏やかな気持ちで集中できているのだと感じています。 子どもの健やかな成長は、まず『お腹を整えること』から始まる。それを娘が身をもって証明してくれています。
子どもの「知育」のために整え始めた食卓でしたが、結果として家族全員が一生モノの健やかな体を手に入れることができました。
「本物の調味料」を、裏ラベルを見て選ぶ。 そんな小さな一歩が、わが家の未来を大きく変えてくれたと感じています。
まとめ:「裏ラベル」を見る習慣が、わが子の「知」と「体」を創る
「丁寧」じゃなくても、「本物」は作れる。
出汁を具として丸ごと食べてしまうわが家のスタイルは、決して格好の良いものではないかもしれません。けれど、その一杯の中には、菌が生きているお味噌や、時間をかけて醸されたお醤油の力がぎゅっと凝縮されています。
娘が生まれてこの方便秘知らずで、毎日スッキリとした気持ちで机に向かえること。 夫が無理なく健康な体を取り戻し、家族全員が「おいしいね」と笑顔で食卓を囲めること。
こうした変化を目の当たりにするたびに、調味料選びという小さな「選択」が、家族の心と体の土台をいかに強く支えてくれているかを痛感します。
まずは、今お使いの調味料の「裏ラベル」をそっと覗いてみてください。 その一歩が、お子さんの健やかな味覚と、家族の明るい未来を育む「知食住」の始まりになるはずです。
皆さんのご家庭では、どんな調味料が「わが家の味」を支えていますか?
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