公文において「一桁のたし算」の教材が長い期間続くというのは、ご存じの方も多いかもしれません。実際には3A、2A、Aと3つの教材にわたって一桁のたし算とじっくり向き合うことになります。
まさに、公文算数における「最初の大きな山場」と言えるパートです。
今回は、この長〜いたし算ゾーンをわが家がどう乗り越えたのか、具体的な戦略とコツをお話ししたいと思います!
スタート: 年中の終わりごろに入会
現在の進度: 小学2年生で数学G教材(中学生範囲)を学習中!
受講教科: 算数(※国語も経験あり、国語E修了で退会)
✨ 今回のポイント:2桁の足し算・引き算が入ってくる「A教材」をわずか2ヶ月で突破できたのは、3A〜2Aでの「徹底した土台作り」と「処理ゲーム化」のおかげでした!
1. 公文算数の3A〜Aってどんなゾーン?
まずは全体のロードマップから。3A〜A教材はこのような構成になっています。 (※かっこの中はプリントの枚数番号です)
- 3A教材
- 数字を書く(1〜70)
- たし算:たす1〜たす3(71〜200)
- 2A教材
- たし算:たす4〜たす10(1〜200)
- たし算:たす4〜たす10(1〜200)
- A教材
- 2けたのたし算(1〜80)
- ひき算(81〜200)
こうして見ると、本当に息の長い「たし算ロード」ですよね!
2. 【原点】「概念理解」と「公文」は完全な別競技と割り切る!
わが家では、「数の概念理解」と「公文のたし算プリント」は完全に別競技と捉えていました。
大量のプリントを解きながら「足し算の仕組み」まで同時に理解させようとすると、子どもの頭はパンクしてしまいます。 「完全に別物」と割り切ることこそが、長いたし算プリントをスムーズに駆け抜ける最大のポイントだと感じています。
わが家の役割分担はこんな感じです👇
- 公文以外で行うこと:数そのものや足し算の概念理解、数字を書く練習
- 公文で行うこと:足し算を素早く処理できるようにするトレーニング
そのため、数唱も、数字の書き方も、「足す」ということの意味も、公文のプリントを使って教えることはしませんでした。それらはすべて実生活や他の教材で育みました。
🔗 2歳ごろの実生活で「数の感覚」を育んだ日常の取り組みはこちら
🔗 数字を書く・足し算の練習に役立った「七田式プリント」のレビュー
🔗 数の増減イメージ作りに大活躍した「ナンバーブロックス」活用法
公文はあくまで「処理のスピードゲーム」という位置づけ。プリントを解くときの具体的なコツは記事後半でお伝えします!
3. 計算以前に立ちはだかる「数字を書く体力」の壁
公文の算数って、実は「計算」だけが大変なわけではありません。 本格的な足し算に入る前に、かなりの量の「数字を書く作業」が待っています。
数字をただ順に書くプリントや、数列の虫食いを埋めていくプリントなど、とにかく「数字をたくさん書くこと」に慣れさせるためのステップが用意されているのです。
実はわが子も、七田プリントなどでは「書く量」までは鍛えられていなかったため、最初は公文の圧倒的な書く量の多さに「手が疲れた〜…」と漏らしていました。
ここで数字を書くのが嫌になってしまうと、その後の足し算に入ったときに二重で大変になってしまいます。
(すらすら数字を書けるようになってから足し算に移行した方が、後々親も子も絶対に楽ですよ!)
だからこそ、3A〜2Aの時期に「たくさん数字を書く体力」をじっくりつけておくことが、実はとても重要な土台になります。
4.手が止まる子を助ける!わが家の「足し算スピードアップ」6つの工夫
数字がすらすら書けて、頭では足し算の意味がわかっていたとしても、プリントを前にしてスラスラ解けるとは限りませんでした。
ここからは、わが子が「A教材を1枚1分程度・1回10枚を一気にこなせる」ようになるまでに、わが家で実践した6つのアプローチをご紹介します!
① 口頭で言えてから書く(口頭1秒ルール)
まずは「答えが素早く頭に浮かぶ状態」を作ってあげることが先決です。
ここでも「概念理解とプリント学習は別競技」の考え方と同じように、「計算の答えを思い浮かべること」と「手で書くこと」の負担を分ける作戦を取りました。
もちろん、最初からすべての計算を完璧に言えるよう厳しく鍛えたわけではありません。 宿題でもらったプリント(例えば「たす3」のパート)の答えを、口頭でさっと答えられるようになるようにゲーム感覚で練習しました。
親から子どもへ問題を出すだけでなく、「今度はあなたがお母さんに問題を出して!」と役割を交代してみるのもおすすめ。テストされている感じがなくなり、一気になごやかな雰囲気で楽しく取り組めますよ!
② 下敷きで1行ずつ隠して「視覚的圧迫感」を消す
口頭で言えるようになって「さあ、プリントに書いていこう!」と思っても、最初は意外と手が進みませんでした。数字を書くまでに、口で言うより明らかに何秒も余計にかかっていたのです。
理由はわかりませんが、ズラリと並んだたくさんの数字に圧倒されていたのかもしれません(視覚的な圧迫感)。
そこで、下敷きなどで下の一行以外を隠しながら1行ずつ解かせてみることに。 視界に入る情報を減らしてあげるとスムーズに鉛筆が動くようになり、慣れてくると下敷きがなくても平気で解けるようになっていきました!
③ 止まったら親が隣で「即アシスト」
工夫を重ねてテンポよく解けるようになってきても、ふとした計算で手がピタッと止まることがあります。
そんな時は、迷わせずに隣でさっと「14!」と答えを教えてあげていました。
「自力で考えさせる」こと以上に、「テンポよく解き進めるスピード感を体に染み込ませること」を優先したからです。手が止まりそうになった瞬間にさっと助け舟を出すことで、集中を切らさずに完走できるようになります。
④ 「音のインプット」を活用する(七田式・おうち英語)
七田式から出ている「たし算九九の歌」のような、歌を使った音のインプットも非常に効果的です。掛け算九九を歌やリズムで暗記するのと同じで、足し算に応用しない手はありません。
わが家では、車での移動中などにBGM感覚で流していました。テンポの良い歌に乗せて「1+1」から「9+9」まで流れるので、自然と耳に残ります。
「おうち英語」の掛け流しでも感じることですが、小さな子は真剣に聞いていなくても「耳で聞いて勝手に覚えている」ことがよくあります。知らず知らずのうちに計算スピードの底上げになっていたと感じます!
Amazonで「七田式 たしざん」CDを探す⑤ 苦手な式は壁に貼って「覚えたら剥がす!」
いろいろ試す中で、「あ、うちの子『8+6』で毎回つまずくな」といった苦手な計算が見えてきたら、小さな紙に大きく書いて学習スペースの壁にペタッと貼っていました。
解いている時に手が止まったら、子どもは壁をチラッと見て確認します。 また、私も何気ない日常のふとした瞬間に「ねえねえ、8+6は?」とクイズのように尋ねたりしていました。
数日貼ってスムーズに言えるようになったら、「よし、覚え込めたから剥がそう!」とゲーム感覚でクリアしていき、苦手な計算をひとつずつ潰していきました。
⑥ 親がスラスラ解く「お手本」を見せる
足し算プリントが始まったばかりの頃、まずは親が実際にプリントを解いて見せる「デモンストレーション」もやっていました。
「見ててね〜、練習するとこんな感じにスラスラ解けるようになるよー!」 「大人になれば誰でもできるから、練習していけば絶対できるようになるよ!」
と、実際のスピード感を見せてあげるのです。
子どもにとって「ゴール(できるようになる姿)」が視覚的にイメージできると、「自分もやってみたい!」「練習すればできるんだ」と前向きな気持ちになれます。親が楽しそうに解く姿を見せるのも、心理的なハードルを下げる良いきっかけになりました!
【まとめ】足し算の山を越えた先にある景色
3AからA教材にかけて続く、長〜い「一桁のたし算」の道のり。 最初は数字を書くだけで手が疲れたり、大量の式を前に手が止まってしまったりと、親も子も踏ん張りどころが多いゾーンです。
ですが、「概念理解と公文は別競技」と割り切り、視覚的な負担を減らしたり、リズムを作ってあげたりする小さな工夫を積み重ねることで、子どもは驚くほどスッと壁を越えていってくれます。
わが家もあの手この手で伴走しましたが、ここで培った「処理のスピード」と「毎日机に向かう体力」が、その後の難易度の上がる教材(そして今のG教材での数学)へと繋がる確かな土台になりました。
今まさに足し算の山で奮闘しているお子さんと親御さんのヒントになれば嬉しいです!
💡 あわせて読みたい:公文算数のロードマップ&全体マネジメント
今回は3A・2A・A教材の攻略法についてご紹介しましたが、A〜F教材全体の壁の乗り越え方や、わが家が実践した「親の補助輪テクテク」についてはこちらの総まとめ記事で一覧できます。
👇 【公文算数】A〜F教材の壁をどう越える?わが家の補助輪テクニック総まとめ
また、夜公文の習慣化や国語も含めた我が家の公文マネジメントの全貌は、こちらの保存版記事にまとめています!
👇 【保存版】公文は「親のマネジメント」で最高の武器になる!わが家の進度・習慣化・先取りのすべて






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