公文学習を始めて2年ちょっと。小1の終わり現在は、算数でF教材(小6相当)、国語でE教材(小5相当)を学習しています。具体的には、分数の四則混合計算や、高学年レベルの読解と漢字に親子で向き合う日々です。
こう書くと、よほど「勉強が好きで完璧な子」と思われるかもしれません。でも、わが子は「乗ってきたからもっとやりたい!」と自分から進むタイプではありませんし、1回目から完璧に解けるわけでもありません。普通に2〜3回の繰り返し学習を重ねて、一歩ずつ進んでいます。
世間では「朝学習が一番効率が良い」と言われますが、我が家が選んだのはあえての「夕飯後の夜公文」。なぜこのスタイルなのか、そして子供の「やりたくない」という壁にどう向き合っているのか、わが家のリアルな現在地をお話ししたいと思います。
1.朝は読書、帰宅後は「全力で遊びきる」
わが家が朝学習を選ばなかったのは、物理的な要因が大きいです。幼稚園時代からバスの時間が早く、小学生になった今も7時過ぎには登校する生活。朝の時間は、常に「出発」という締め切りに追われています。
もちろん、もっと早起きをすれば学習時間は確保できるかもしれません。でも、私はあえてそれを選びませんでした。
理由は2つあります。 一つは、その日の学習が難しくて手こずった場合。登校時間は待ってくれません。消化不良のまま、モヤモヤした気持ちで家を出るのが親子ともに嫌だったからです。
もう一つは、わが子の性格です。時間内に終わらず、途中で切り上げなければならない時、悔しくて泣いてしまうことがありました。そんな悲しい表情のまま「いってらっしゃい」と送り出すのが、親としてどうしても耐えられなかったのです。
わが子は幼稚園時代からずっと、家に帰ってくると友達との外遊び、レゴ、マイクラ、工作……と、とにかく「やりたいこと」で頭がいっぱいな子です。 日中、まずは自分の好奇心をフルに動かして、脳を十分に満足させてあげること。その「やりきった!」という心の充実感を持ってから学習に向かうのが、わが家には合っているようです。
そのかわり、少し早く目覚めた朝(わが子は放っておいても勝手に目覚めます)など、時間に余裕があるときは、学年相当の問題に触れたり、大好きな読書をしたりして過ごしています。
2.夕飯後の「やるよー」は、2歳からの積み重ね
朝に無理をしない代わりに、わが家が大切にしているのは夕飯のあとの時間です。おなかがいっぱいになり、一日の遊びをやりきって、ふっと落ち着いたタイミング。そこで私が「やるよー」と声をかけるのが、公文を始める合図になっています。
これは、わが子が2歳の頃に始めた「七田式プリント」からの積み重ねです。当時は、たった数分、簡単な内容からでした。でも、その時から「夕飯のあとは机に向かうのがわが家のリズム」として大切に育んできたことで、今では歯磨きと同じように「やって当たり前のこと」として定着しています。
導入初期こそやらない日もありましたが、就学を意識しだしてからは、私自身のなかに「親の覚悟」を持って取り組んできました。
大切にしているのは、「やれない日はあっても、やらない日はつくらない」ということ。 体調や疲れなど、物理的に「やれない」日はあっても、親の気分や都合で「今日はやらなくていいよ」とはしません。親が見たいテレビがあるなら録画し、公文をしている間は親も隣で読書や勉強をする。そんな「親の姿勢」も、こどもの習慣化には欠かせないと感じています。
私は、勉強することを「苦行」だとは思っていません。わが子に勉強をさせることを「かわいそう」とも思いません。むしろ、学校の授業がわからなかったり、ついていけなかったりする方が、よっぽどかわいそう。今、楽しそうに小学校へ通うわが子を見ていて、その思いはさらに強くなりました。
これから毎日の学習を始めるなら、最初は短時間、簡単な内容からで大丈夫。まずは「親が覚悟を決めて」その時間を作ってあげることが、何より大切だと思います。

3.「やりたくない!」そんな日のための、わが家の奥の手
どんなに習慣として身についていても、わが子が「やらなくてはいけないもの」とわかっていても、やっぱり気分が乗らない日はあります。
そんな時は、あの手この手で乗り越えます。 「2枚だけやってお風呂で気分転換してから、残りの3枚をやろうか」と時間を分散させたり、計算中だけはノリノリの音楽をかけたり。時には、一口サイズの果物を食べながら取り組むこともあります。
また、わが家でよくやるのが「家族みんなで解く」こと。ちなみに私は「熊のぬいぐるみ」になりきって参戦します。その子はわが子より年下で、計算があまり得意ではないという設定。そんな「仲間」がいるだけで、机に向かう空気がふっと軽くなるようです。
4.3学年以上先を走るからこその「引き際」
「親の覚悟」と同じくらい「親の潔い撤退」もまた、高度な学習を続けるためには欠かせないスキルです。けた数の多い割り算や分数の四則混合などは大人でも一瞬ひるむ量ですから、そこを「今日は2枚でOK!」と言い切り、子どもにとって安心を感じさせてあげられる存在でいたいと思っています。
以前「公文の環境づくり」を書いた記事でも触れましたが、国語の読解などは、本文を読んで答えの場所に線を引くところまで。解答欄に記入するのは後日にする、といった「柔軟さ」も大切にしています。
とにかく「続けていくこと」を何より大切に。 でも、こうした工夫を楽しめるのは、わが子自身が「公文をやめたい」と言わないからこそ、やれているのかもしれません。
まとめ:学習は一日の「穏やかな締めくくり」
小1でF教材という壁は、決して楽な道のりではありません。 それでもわが家がこのリズムを続けていけるのは、日中の「全力の遊び」と、夜の「親の覚悟」、そして時にはあえてブレーキをかける「親の潔さ」があるからです。
学習習慣は、一朝一夕で身につくものではありません。 大切なのは、進度の数字を追うことよりも、一日の終わりに親子で「今日もやりきったね」と笑い合える空気感なのだと感じています。
これからも、わが子らしいペースを大切に。 「やれない日はあっても、やらない日はつくらない」の精神で、楽しみながら伴走を続けていきたいと思います。
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